このあたり、私もこのところ折にふれて考えている部分ですので、もう少し…。
ちょっと理屈っぽいです。
まず大事なのは、現状では円貨による取引でさえなかなか活発化しない(デフレ不況)
、という現実を認識しなければならないのかな、と。
とくに広告宣伝などマーケティングの仕事に従事している私の場合、いくら宣伝して
も、またいくら営業してもなかなか取引につながらないといった悩みをあちこちで聞
きます。
いわんや地域通貨においてをや…ですね。
このあたり、私もふくめて地域通貨におおきな期待をよせている者が陥りがちな部分
ではないでしょうか。
黙ってて向こうから客がやってくる(失礼!)と思うのは、生き残りをかけて日々熾
烈な営業活動をしている一般事業者からみれば笑止千万かと。
そこで、地域通貨を普及させるには次のふたつのポイントを考慮すべきなのではない
でしょうか。
1、地域通貨は常に円貨と競合状態にある
地域通貨の会員は、取引の度に円貨を使うべきか、地域通貨を使うべきか、常に選択
を迫られます。その際、地域通貨を使う誘因が円貨のそれをうわまわるほど大きけれ
ば地域通貨を使うでしょう。したがって、地域通貨を使う誘因、それも円貨をうわま
るほどの誘因をどうやって付加するかが問題になります。
2、人は共同体の内部でしか取引をおこなわない
マーケティングの原則に「知らないものは欲しくない」というのがあります。これは、
人はよく知らない商品よりもよく知っている商品を選ぶものであるという経験則でも
あります。実際、私なども外注さんに仕事を頼む場合、遠くのうまい人より近くのそ
こそこできる人に頼んでしまう傾向があります。したがって、取引を促進させるには、
まず「知ってもらうこと(宣伝=相手を意識面で共同体内部に引き入れること)」が
必要だと思います。さらにできれば「会食」して気を通じ合う(営業マンの接待=相
手を身体的に共同体内部に引き入れること)ことができれば完璧でしょう。そこまで
いけば、少々の失敗は大目にみてもらえるし、しかも継続的なおつきあいが期待でき
るからです。
その点、
> 泥臭いですが、足で稼ぐのが一番かなと思っています。
というのはひとつの方法だと思います。また取引を仲介するコーディネーターを置い
ている地域通貨グループもあるようです。
ただコスト面から考えるとそういうやり方はちょっと効率的ではないようにも思いま
す。
そこで、相手を共同体内部に引き入れるための効率的な手法が必要になってくるわけ
ですが、このあたりマーケティングの手法が参考になると思います。
マーケティングの世界には、経験則によるものも含め、さまざまな販促手法があり、
それらのいくつかは地域通貨にも応用可能だと私は思っています。
- 2006/04/17(月) 17:05:00|
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